「夏休みの読書感想文、サポートシートは用意したけれど……そもそもどんな本を選べばいいの?」
「図書館に行っても本が多すぎて、子どもと途方に暮れてしまう……」
そんなお悩み、ありませんか?
実は、読書感想文には「感想文が書きやすい本」と、大人でも書くのが難しい「実は難易度MAXな書きにくい本」が存在します。
実は我が家も、去年は本選びで大失敗をして白目を剥くほどの苦労をしました……(笑)
今回はそんな私のリアルな失敗談を交えながら、小学校低学年の子どもたちが「1人で書ける(希望)本」の具体的な条件や、図書館で読書感想文が書きやすい本を見分けるチェックリストをご紹介します!
【我が家の失敗談】大好きな「おしりたんてい」で大苦戦した去年の夏休み
実は去年、我が家の一年生(当時)の息子が図書室から借りてきたのが、
なんと大好きな『おしりたんてい』でした。
本人はやる気満々!
でも、いざ感想文を書こうとすると……。
読んでいる間は迷路やクイズ、おやじギャグで最高に楽しそうなのですが、
読み終わったあとに「心に残った場面」や「主人公の心の成長」を引っ張り出すのが難しすぎる……!
迷路などのゲーム要素に意識が引っ張られてしまい、お話の内容をうまく拾えず、親子で本当に苦労しました。
それでもなんとか書き上げ、最後に息子が原稿用紙の文末に書いたのがこちら。
「ぼくもおしりたんていみたいにかっこいい男になりたいです。」
オチとしてはめちゃくちゃ面白いし、男の子の真っ直ぐな憧れが詰まっていて最高だったので、
そのまま提出したところ担任の先生が思わず笑ってしまう作品になってしまいました(笑)。
でも、これって大人にとっても子どもにとっても「かなりの修行レベル」の難易度なんです。
「子どもが大好きだから」という理由だけで本を選んでしまうと、夏休みの最後に親子で白目をむくことになってしまいます……!
実は「絵本」でもOK!読書感想文の意外なルール

「小学生になったんだから、文字の多い児童書(読み物)で書かないとダメだよね?」と思っていませんか?
実は、低学年の読書感想文は「絵本」で書いても問題ありません!
学校や読書感想文コンクール(自由読書の部)のルールを見ても、「絵本は不可」という決まりはありません。
低学年のうちは、文字を追うだけで力尽きてしまうより絵とお話をしっかりと連動させて主人公の気持ちを深く読み取れる絵本のほうが、はるかに中身の濃い感想文が書けます。
ということは、書きやすいってこと!
先生が求めているのは「難しい本を読んだこと」ではなく、「本を読んでどう感じ、自分の言葉でどう表現できたか」です。
ですから、お子さんのお気に入りの絵本で堂々と書いて大丈夫なんですよ♪
学校や参加する企画によってルールは違うので確認してみてください!
どっちにする?「絵本」と「児童書」の違いと良いところ

「絵本」と「児童書」には、単に文字の量だけでなく、子どもの頭の中での処理の仕方に決定的な違いがあります。
それぞれの特徴と、児童書の素晴らしいメリットを知っておくと、我が子にどちらが合うか選びやすくなりますよ。
絵本と児童書(幼年童話)の違い
読書感想文にも活きる!児童書(幼年童話)の3つのメリット
- 目に見えない気持ちに共感できる
絵本に比べて、登場人物の「言えないもどかしさ」や「心の葛藤」が言葉で丁寧に描かれます。
そのため、「悲しかった」だけでなく、「本当は〇〇したかったのに、できなくて悔しかったんだと思う」といった一歩踏み込んだ感想が書けるようになります。 - 「自分で1冊読み切った!」という自信になる
自分の力で最後まで読み切る挑戦だからこそ、達成感が「作文も自分の力で書くぞ!」という前向きなパワーに直結します。 - 語彙力(ことばの数)が劇的に増える
日常会話では使わないような豊かな感情表現に触れることで、サポートシートの質問に対して「面白かった」以外の「びっくりした」「もどかしかった」などの言葉を選べるようになります。
タイプ別!「絵本」と「児童書」どちらがおすすめ?

お子さんの性格や読書のペースに合わせて、どちらのスタイルで行くか決めてみましょう!
【絵本】を選ぶのがおすすめな子
【児童書(幼年童話)】を選ぶのがおすすめな子
低学年がスラスラ書ける⁉︎「書きやすい本」3つの条件
子どもが自分でワークシートを埋めて書き進められる本には、共通する3つの特徴があります。
①「学校生活」「友達」「家族」がテーマであること
「自分も似たような経験がある!」とすぐに思い出せる身近なテーマがベストです。
自分の体験と重ね合わせることで、作文の文字数が一気に増えます。
②主人公の「気持ちの変化(成長)」がハッキリしていること
「最初は怖かったけれど、勇気を出して頑張ったらできた!」というような分かりやすいストーリーは、こころに残ったところを抜き出しやすいです。
③「日本の作家さん」の本であること
日本の日常がテーマの作品のほうが、子どもたちにとって共感しやすく、分かりやすい言葉が出てきやすくなります。
海外の本でも馴染みがしっかりある、日常にリンクしていることがあるなら選択肢にいれてOK!
図書館で迷わない!「書きやすい本」見分けチェックリスト
いざ図書館の児童書コーナーに行くと、あまりの本の多さに迷ってしまいますよね。
そんなときにその場で使える、「当たり本を瞬時に見分けるチェックリスト」を作りました!
ぜひスクショして持って行ってくださいね。

1. 「日本の作家さん」の本?
翻訳本よりも、日本の日常(学校・友達・家族)がテーマのものが書きやすい!
文化や生活が身近なものがおすすめ。
2. 登場人物に「人間」や「身近な生き物(犬や猫など)」がいる?
ロボットや魔法使いよりも、自分に近い存在のほうが共感しやすい!
例えば「ともだち」「家族」「関わったことのある生き物」など
3. あらすじに「ともだち」「がっこう」「きょうだい」の文字がある?
裏表紙やカバーの紹介文をチェック。
この言葉があれば、自分の体験とリンクさせやすい神本かも!
4. すべての見開きに、必ず「絵(イラスト)」がある?
文字だけが続くページがあると集中力が切れちゃう。
すべてのページに絵がある本を選ぼう!
5. ボリュームは「子どもが1人で読み切れる」サイズ?
○ 絵本の場合: 10〜15分で読み切れるもの
○ 児童書の場合: 本の厚さは「1cm未満(5〜8ミリ程度)」、ページ数は「60〜80ページ前後」の薄いものがベスト!
(※短編集は挿絵が少なくて状況が掴みにくく、実は感想が書きにくいので、1冊で1つのストーリーのものを選んでね)
実は難易度MAX!選ぶときに注意したい「書きにくい本」
我が家の「おしりたんてい」のように「子どもが大好きだから」だけの理由で選んでしまうと、いざ感想文を書くときに親子でフリーズしてしまう「要注意な本」がこちらです。
① 図鑑、科学系、雑学系の本
ストーリーがないため「主人公に共感する」ことができません。
「〇〇だと分かりました。面白かったです」の数行で終わってしまいがちです。
うちの子、今年は「ポケモンの空想科学読本」を借りてきてビビりました。
感想文は難しくない?って聞いたらう〜んって顔してました。
何をどう書くつもりだったの?
② おしりたんてい、ゾロリなどの「謎解き・ギャグ」本
読むには最高に面白いのですが、迷路やクイズ、おやじギャグに意識が引っ張られてしまい、読後の「深い感想」に繋げるのが大人でも難しいジャンルです。
③ 桃太郎などの「有名なむかしばなし」
結末をみんな知っているため、子どもに新しい驚きがありません。
また「悪い奴を退治する」ストーリーは、低学年の日常の体験と結びつけにくいというデメリットもあります。
どうしても「その本で書きたい!」と言い張るときは?
もしお子さんが「絶対にこの本で書く!」と譲らないときは、ママの問いかけを少し工夫してあげましょう。
(例:科学本や恐竜の本の場合)
「へえー!ティラノサウルスってこんなに強いんだね!〇〇ちゃんも、最近『これだけは誰にも負けないぞ!』って頑張っていることある?」
本の内容そのものではなく、「本から連想できる、子どもの日常生活のテーマ」に親が橋渡しをしてあげるのが、作文を埋める裏技です。
とはいえ、原稿用紙が埋まるのかってところはやはり難しいかも…💦
まとめ
読書感想文の本選びは、無理に背伸びをせず、「子どもが親しみやすく、自分の日常を重ねられる本(絵本でもOK!)」を選ぶのが一番の近道です。
まずは大好きな1冊を図書館で見つけて、親子で楽しく感想を言葉にしてみてくださいね。
別記事で無料配布している「読書感想文サポートシート」を使えば、さらにスラスラと原稿用紙に書き進めることができますよ!
ぜひあわせて活用してくださいね。



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