かぎ針編みのゴム編み風の編み方を写真付きで解説します。
この記事では
・畝編みで作るゴム編み風
・引き上げ編みを用いたゴム編み風
について書いています。
かぎ針編み で編むゴム編みとは
編み物の編み方の中でもゴムのように伸縮する編み方をゴム編みと言います。
ゴム編みは棒針編みの編み方ですが、
かぎ針編みでも編み方次第でゴム編み風な編み方ができます。
今回は畝編みと引き上げ編みの2種類のゴム編み風について解説していきたいと思います。
かぎ針編み 畝編み
細編みの半目を拾ってジグザグの段を作っていく編み方です。
畝編みの図の表記はこちら↓
畝編みの手順
①鎖編みから裏山を拾っておきます。
鎖編み・裏山の拾いかたの詳細についてはこちら↓
かぎ針編み 鎖編み 裏山を拾うって何?
②編み目の頭の奥の半目だけを拾って細編みを編みます。
細編みを編みます。
③奥の半目拾って細編みを1段続けます。
手前に段のようなものができたのが分かります。
最後、引き抜き編みをして表裏を返します。
右に次の段の編みはじめがくるようにしましょう。
④次の段は立ちあがり鎖1目からはじめ、再び奥の半目をひろって細編みをします。
この編み方を数段繰り返すと
ジグザグと段ができました。
これが畝編みです。
畝編みの伸縮性
畝編みはジグザグの段が伸縮します。
横に伸縮させたい場合は90度回転させます。
引っ張ってみます。
手袋の手首の部分やニット帽の頭の入れ口に用いられることが多いです。
かぎ針編み 引き上げ編み
引き上げ編みには表引き上げ編みと裏引き上げ編みがあります。
今回は分かりやすく、長編みの表引き上げ編み、長編みの裏引き上げ編みで解説していきます。
表引き上げ編みの図の表記はこちら↓
裏引き上げ編みの図の表記はこちら↓
表引き上げ編みの手順
①立ちあがり鎖3目を編む。
立ちあがりについてはこちら↓
かぎ針編み 立ちあがり 増し目・減らし目
②かぎ針に糸をかけ、編みたい編み目をそっくり拾います。
③かぎ針に糸をかけ、引き抜きます。
④かぎ針に糸をかけ2本ずつ、引き抜きます。
糸をかけ、2本引き抜きます。
これで表引き上げ編みが1目編めました。
裏引き上げ編みの手順
①段のはじめは立ちあがり鎖3目で始めます。
かぎ針に糸をかけます。
②編み目の裏側にかぎ針を通し、かぎ針に糸をかけて引き抜きます。
③かぎ針にかかった糸を2本ずつ引き抜いていきます。
④残りの2本もかぎ針に糸をかけて引き抜きます。
これで裏引き上げ編みが1目、編めました。
引き上げ編みでゴム編み風に編む
引き上げ編みのゴム編み風の編み方は
引き上げ編み + 長編み の繰り返し
です。
引き上げ編みは表面は表引き上げ編み、裏面に進んだ時は裏引き上げ編みで編んでください。
長編みで編んでいるところは長編みがくるということを覚えておきましょう。
この引き上げ編みを2目で長編みを編むのか1目で長編みを編むのか変わってきます。
引き上げ編み2目+長編み
引き上げ編み1目+長編み
伸ばしてみるとこんな感じです。
伸縮の長さは2目でも1目でもあまり変わりませんが、畝編みで編んだほうが伸縮性がありました。
終わりに
かぎ針で編む、ゴム編み風の編み方を解説しました。
畝編みの方は目が細かく、伸縮性もしっかりありました。
細編みですので編むのに、かなり時間がかかります。
引き上げ編みのほうは1つの目が高さがあるのでサクサク編むことができます。
編み目に隙間があるので伸びた時に少し隙間ができるのが気になりました。
編むものの用途に合わせて編み方を変えると良いと思います。
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