小学校の集会や行事で使う「座布団」
実は準備リストに載っていないけれど必要になることも。
100均の薄手クッションを持ってくる子が多い中、「汚れたら?」「持ち運びは?」と不安に。
そこで今回は、100均クッションがすっぽり入る“持ち手付きカバー”をキルトで簡単に手作りしてみました!
◯100均クッションにぴったりなカバーの作り方
◯ランドセルにかけられる工夫と使いやすさのポイント
◯簡単&時短で作れる一枚仕立てのキルト作品
使わなくなってからも使えるような工夫をしました。
なぜクッションカバーが必要?

小学校は椅子に使用する防災クッションの購入の案内もなしだったので完全に油断してました…
クッションや座布団なんて小学校で使うの??
想定外だった「学校で使う座布団」事情
小学校の説明会や入学準備リストには載っていなかった「座布団」。
ところが入学後、「体育館での集会や行事の際に使うので、各自持参してください」という連絡が!
保育園のときに使っていた防災頭巾とは違い、特に指定はなし。
周りに聞いてみると手軽に用意できる100均の薄手クッションを持ってくる子が多いようでした。
100均クッションのメリットとデメリット
100円で買えるクッションはコスパ抜群ですが、実際に使うとなると気になる点も…。
・持ち手がなく、持ち運びが不便
・洗えない素材が多く、汚れが心配
・ランドセルに入らないサイズ感
・他の子と同じ見た目で取り違えのリスクも
「何だかカバーがあった方が良さそう…」ということで、作ってみることにしました!
キルトで作る簡単カバーのポイント

実際に作ったのがこちらです。
入学準備の時に候補に上がっていた柄のキルト生地を使用しました。
キルトなら丈夫で座り心地も良さそう!
ランドセルにかけられる「持ち手付き」デザイン
カバーには綾テープの持ち手をつけたので、ランドセルのフックにひっかけることができます。
ランドセルの中に入らなくても、これなら安心して持ち歩けます。
椅子の背にはかけないとのことだったので平ゴムは付けませんでした。
また、机のサイドフックにかけても下に引きずらないように注意しました。
だいたい高さが50cm内であれば引きずらないとのこと
スナップボタンで中身が飛び出さない工夫
使っている途中でクッションが飛び出さないように、プラスナップボタンを2か所に。
ボタンは子どもでも簡単に扱え、開け閉めも楽ちんです。
使い終わった後は手提げバッグとしても活躍!
クッションを取り出せば、ちょっとした手提げバッグとして再利用可能。
一つ作っておくと、色々な場面で使えそうです。
キルトで作る簡単カバー兼手提げバッグを作る

写真クッションサイズに合わせた布の裁断の仕方、作り方の手順を紹介します。
布のサイズをどうやって決めたのかも紹介しますのでお手持ちのクッションや必要サイズに合わせて調整してください。
キルトで作る簡単カバー 材料
・キルト生地(クッションのサイズ+縫い代分)
・綾テープ(持ち手用) 20cmを2本
・プラスナップ(ボタン用) 2組
・糸
・ミシン
・はさみ
・定規
・アイロン
・布クリップなど
簡単に作るためのミシンの工夫
・キルトは一枚仕立てにしたので裏布なしで時短
・布端はジグザグミシンでほつれ防止
・持ち手も折り返し不要の綾テープで簡単!
キルトで作る簡単カバー 作り方
指定がない場合の縫い代は1cmです。
全てに返し縫いをしてください。

今回、総柄の布で上下がなかったので1枚を半分に折って作成しています。
柄の向きがある場合は布の向きを合わせて底辺を縫い代1cmとジグザグミシンで補強しておくと良いかと思います。
布サイズの決め方と裁断のコツ

クッションのサイズに合わせてキルトをカットしていきます。
今回は総柄で布の向きがなく、半分に折ってカバンのようなカバーを作ります。
全体の布で見るとクッションのサイズに縦+18cm、横+8cmくらいが目安です。
ぴったりすぎると出し入れがしにくいので、少し余裕をもたせると◎。
作り方の手順
①布をクッションのサイズに合わせて裁断する。
②入れ口になる部分を1c折って布端から0.8cmくらいのところでステッチをかける。

③スナップボタンを取り付ける。
②の部分を含めて3cmのところで折る。

持ち手がかぶらないようにスナップボタンの位置を決める。

布端から1.3cmくらいのところを目安に穴を開けてスナップボタンを取り付ける。

反対側も取り付ける。
この時、凸凹がきちんと噛み合うか確認してから取り付けるようにしましょう。
④持ち手を挟んで布端から2.5〜2.8cmのところで縫う。

スナップボタンと重ならないように気をつけながら持ち手を配置し、3cmで折ってある中に持ち手の先を入れて縫います。
縫えたら持ち手を起こしてさらに上からステッチをかけておくと持ち手が上に上がるように。
反対側も同様に縫う。

⑤中表で半分に折ってカバンの形に。

両端を縫う。
さらに端にはジグザグミシンをかける。

表に返して形を整えたら完成です!

縫う距離も短く、作業時間は1時間程度でした。
実際に子どもが使ってみた感想

実際に100均のクッションを入れました。
ジャストサイズがいい感じ!
「自分のもの」がすぐわかると好評
周りの子がみんな似たような100均クッションを使っている中、布カバーで目印になったようです。
「すぐ見つけられる!」と本人も満足げでした。
軽くて扱いやすい!という声も
カバー付きでも軽いので、子ども自身での持ち運びも問題なし。
ランドセルにかけて持ち歩ける点も、保護者としては安心でした。
まとめ:キルト生地で簡単に作ったカバーは学校で活躍している!
100均クッションをいれるカバーもひと工夫で持ち運びしやすく、かわいい手提げに変身!
入学準備のリストには載っていなかったけれど、あとから必要になった座布団。
布カバーを手作りすれば、汚れやすさ・持ちにくさ・見分けにくさも解決できます。
クッションカバーとしての役目を終えても使用できるのが楽しみです。
短時間で作れるシンプルな工程なので、ぜひお試しください!
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