「子どもに日付や曜日の感覚を身につけてほしい」
「100均の材料で、簡単に知育おもちゃを手作りしたい」
「Canvaを使ってみたいけれど、難しそうで一歩踏み出せない」
そんな悩みを持つ保育士さんやママ・パパに向けて、
・100均のセリアで揃う材料
・無料のデザインツール「Canva(キャンバ)」
を使った 手作り万年カレンダー の作り方を紹介します。
保育士の視点から「なぜ万年カレンダーが子どもの成長に良いのか」という理由や、初心者でも失敗しないCanvaの操作のコツを優しく解説します。
- 万年カレンダーが子どもに与える良い影響
- 100均素材(セリア)を使った作り方
- Canvaの「配置」と「複製」機能を使った時短テクニックでシートを作成する方法
- 保育現場と家庭、それぞれに合ったデザインのコツ
この記事はこんな人におすすめ
- 子どもが数字やカレンダーに興味を持ち始めたママ・パパ
- クラスに手作りの知育玩具を取り入れたい保育士さん・新人さん
- Canvaを使ってみたいけれど、使い方がよく分からない初心者さん
万年カレンダーってなに?

万年カレンダーとは日付や曜日が書かれたパーツを毎日自分の手で入れ替えたり動かしたりすることで半永久的に使い続けられるカレンダーです。
一般的なめくり式のカレンダーとは異なり、以下のような特徴があります。
- 形や構造: サイコロのような立方体の各面に数字が書かれていたり、板状のパーツをスライドさせたりして日付を表示します。
- 素材感: 木材などの温かみのある素材や、アクリルなどの透明感のある素材を組み合わせて作られることが多く、インテリアとしての楽しみもあります。
- 動作: 毎日「くるん」とブロックを回したり、パーツを「カチャッ」と入れ替えたりする物理的な動作が伴います。
- 役割: 単に日付を確認する道具としてだけでなく、子どもが「今日」という時間の流れを体で感じたり、数字や文字に親しんだりするための知育玩具としての側面も持っています。
このように、使う人の手によって毎日更新されることが特徴です。
保育現場では子どもが当番で日付を更新して数字や時の流れを感じるツールとしてよく用いられています。
今回は100均の立方体を使って万年カレンダーを作りました。
万年カレンダーで育つ「子どものすごい力」
カレンダーを毎日自分の手で動かすこと。
それは子どもにとって単なる作業ではなく大きな学びの時間になります。
「今日」という時間が目に見えるようになる
子どもにとって時間は目に見えないため
「昨日は終わったこと」「今日は今のこと」を理解するのはとても難しいものです。
自分の手でブロックを「カチャッ」と回すことで「1日が終わって、新しい日が来たんだな」と、時間の流れを体で感じることができます。
数字や文字と自然に仲良くなれる
勉強としてではなく毎朝の習慣として数字や文字に触れることがポイントです。
はっきりした文字で「5」「20」「にち」と並んでいると、子どもは絵を見るような感覚で自然に形を覚えていきます。
また、数字の流れにも自然と気づくことができるんです!
「次は何かな?」と考える力がつく
日付と一緒に「天気」のブロックも使うことで子どもなりに「先の予定」をイメージできるようになります。
見通しを持って生活できるのは園生活の大きな目標のひとつ!
「今日は雨だから、お部屋で粘土かな?」と自分で考えて心の準備をする力が育つと
急な予定変更でもパニックになりにくくなります。
指先が器用になる
小さな立方体をつまんで、狭い棚にピタッと並べる動き。
実は子どもにとって高度な運動です。
毎日ブロックを触ることで、箸を持ったり鉛筆を動かしたりするのに必要な
指先の細かな筋肉が自然に鍛えられます。
「自分がやる!」という自信がつく
「今日の日付を直す」という大切なお仕事を任されると、子どもはとても誇らしい気持ちになります。
保育園などでは当番制になることが多いかと思います。
大人から「ありがとう、助かったよ!」と言われることで、「自分は役に立っているんだ」という自信(自己肯定感)がぐんぐん育ちます。
万年カレンダーを作り始める「ベストタイミング」は?
子どもに良い影響があることが分かった万年カレンダー。
「いつから始めたらいいの?」と迷っているなら、お子さんのこんな姿をチェックしてみてください。
- 数字や文字に興味が出てきた:看板や絵本の数字を指さして「これ、なーに?」と聞き始めたらチャンスです。
- 「明日、公園行く?」と聞き始めた:未来のことが少しずつ気になりだした証拠です。
- 自分でお仕事(お手伝い)をしたがる時期:「自分でやりたい!」という意欲が出てきたら、カレンダー係を任せてみましょう。
保育士の経験では、年中さん(4歳〜5歳ごろ)から取り入れ始めることが多かったです。
次の項目からは実際の作り方を紹介していきます。
手作り万年カレンダー |材料と道具
材料は100均(セリア)で揃えました。

- 木製立方体(3cm角):1袋8個入りのもの。(ダイソーにもありました)
角がささくれている場合は、やすりで滑らかにしてください。 - 壁掛け透明棚(アクリルシェルフ):土台として使用します。透明なものを使うことで、斜め置きでもまっすぐ置いても数字が見やすくなります。
- ラベルシール紙(A4サイズ):家庭用プリンターで印刷して、そのままシールとして貼れるので便利です。
- OPPテープ(透明テープ):シールを保護したい場合に使用します。
Canvaでカレンダーの文字を作る方法

今回はより見やすさと手軽さを求め、デザインツールのCanvaを使いました。
ミリ単位でサイズを調整できることや豊富なフォントが魅力。
「複製」機能をガンガン活用して時短作成しました。
A4サイズでキャンバスを開く

Canvaを開き、右上の「デザインを作成」から「A4縦」を選びます。
A4サイズにまとめてデザインすることで印刷コストをさげます。
枠を作る(配置機能の活用)

「素材」→「図形」から四角を選びます。
日付枠を丸などの形にしたい場合も一度、この四角枠を作っておくのが便利!
ここで大切なのが「配置」機能です。

- 四角を選択した状態で、上のメニューの「配置」をクリックします。
- 「サイズ」の部分に、直接「30mm × 30mm」と数値を入力します。これで、100均の立方体にぴったりのサイズになります。
立方体の面のサイズに合わせて枠をデザインする

立方体の面のサイズの枠ができたら自分の好みのものにデザインしていきましょう。
子どもが使うのでシンプルなものがおすすめ。
また、形が複雑すぎるとはさみで切り抜くのが超大変なので気をつけて!
(やる気と根気がある人は頑張って!)
枠を「複製」して並べていく

作成した枠を紙に並べていきます。
横に5つ並んだので列ごと選択して「複製」
2列できたら丸ごと選択して「複製」
って感じで丸ごと複製を繰り返すとあっという間に枠が紙に並びます👌
テキストを追加する

子どもが読みやすい、太くてシンプルなフォントを選びましょう。
2行になるところは文字間隔・行間隔の調整して見やすくましょう!

Canvaならイラストも豊富!

お天気アイコンなどは「素材」から検索して追加していきます。
テイストを合わせるといい感じになりますよ〜!
PDF(印刷用)でダウンロード

右上の「共有」→「ダウンロード」→「PDF(印刷)」を選んで保存します。
届いてすぐに作れる!PDF素材を配布中
「まずは手軽に始めてみたい」という方のために、印刷して切るだけで使えるPDFをご用意しました。

ダウンロードはこちら↓
📝 ご利用に関するお願い
本サイトの素材をご利用いただきありがとうございます。
皆様に安心して楽しんでいただくため、以下のルールをお守りください。
【OKなこと】
- ご家庭内や、個人での非営利目的の使用
- 保育園・幼稚園・学校等の教育現場での使用(※商用利用を除く)
- SNSでの「使ってみた!」という紹介(大歓迎です!)
【禁止事項(NG)】
- 再配布・転売・二次加工(データのまま、または加工して配布・販売すること)
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※著作権は[めかぶかあちゃんのこそいろ/めかぶかあちゃん]に帰属します。
※素材を利用したことによるトラブル等の責任は負いかねます。
さらにこだわりたい方へ(有料note)
有料noteでは、今回の立方体カレンダーに加えて黒板などに貼って使える「壁掛け万年カレンダー」の素材もセットにして配布しています。

園の掲示物としても大活躍間違いなしの、保育現場に寄り添ったデザインを詰め込みました。
作り方とともにnoteにて公開中です。
こちらはアイコンが手書きイラストです❤️
手作り万年カレンダー |組み立てのコツと注意点
Canvaで作成したシートをラベルシール紙に印刷します。
印刷できたら1枚ずつカットしていきましょう。

印刷したシールを立方体に貼っていきます。

全ての面にシールが貼れたらアクリル棚に置いて完成です!
透明のものを使うと平置き・壁掛けどちらでも数字が見えます。
壁に掛けるときは子どもが体重をかけないように注意!

作る時に気をつけたいポイントは以下です。
- 枠に合わせてカットする:ハサミやカッターで丁寧に切り取ります。
- 配置に気をつけて貼る:日付は2つのブロックを使うので、0が入る面や、1と2が両方のブロックに入るように調整してください。
- 保護をする:シールは水濡れに弱いため、上から透明なOPPテープを貼っておくと安心です。

場所に合わせたデザインアレンジ
Canvaを使えば、使う場所に合わせてデザインを簡単に変えられます。
保育園・幼稚園で使うなら「見やすさ重視」
たくさんの子どもたちが遠くから見る教室では、おしゃれさよりも「伝わりやすさ」が第一です。
- 色使い:白背景に黒文字など、コントラストをはっきりさせます。
- フォント:飾りのない、丸みのある太い文字を選ぶと、斜めから見ても数字の形が分かりやすくなります。
お家で使うなら「ワクワク感をプラス」
- 好きな色を使う:お子さんの好きな色を背景に使うと、毎日の確認が楽しくなります。
- 写真を入れる:Canvaなら写真を丸く切り抜いて入れるのも簡単です。「お誕生日」の面に本人の写真を入れると、特別感がアップします。
元保育士の私が大切にしていた「環境づくり」
保育現場で万年カレンダーを使うときは、置く場所も工夫していました。

触れる場所に置く
全体に見える位置に置くのはもちろんですが、子どもが気になった時にいつでも「触れる高さ」に置くことが大切です。
先生やみんなの前では触れないけれど「やってみたい」そんな子もいるかもしれません。
ぐちゃぐちゃになっても大丈夫
子どもが触って日付がバラバラになってしまうこともあります。
でも、それでいいんです。
子どもたち同士で「今日は何日だっけ?」「昨日は20日だったから、次は21だよ!」と教え合って助け合う姿が見られるようになります。

こういう姿に子どもの成長を感じますよね〜
関連する本を近くに置く
私は絵本のコーナーに「100までの数字が出てくる本」を数点置いていました。


カレンダーで見た数字を本の中で探すなど、遊びがどんどん広がっていきます。
おすすめの数字絵本は楽天ROOMにも載せているので、ぜひ参考にしてみてください。
天気の本もおすすめです


まとめ|100均とCanvaでオリジナルの 手作り万年カレンダー ができる!
保育園での環境整備や掲示物作り、昔は型紙を引いて手書きで大変でしたよね。
でも今は、Canvaのような便利なツールがあります。
「配置」でサイズを決めて「複製」すれば、あっという間に可愛いカレンダーが作れます。
忙しい先生やママこそ、デジタルの力を借りて、子どもとの時間を楽しむためのハンドメイドを取り入れてみてくださいね。
この記事で使っている素材の完成版と壁掛け万年カレンダー素材は、noteですぐ使えるPDF素材として配布しています。
・印刷するだけ
・Canva不要
・忙しい先生・ママでも今日から使えます
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