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災害時に役立つ 防災SOSカード とは?無料テンプレートで今すぐ準備!

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子どもに持たせたSOSカード

みなさん、防災SOSカードって知っていますか?

この記事で分かること

◯災害時に役立つ防災SOSカード
◯何を書いたらいいの?テンプレートになっているから埋めるだけ!
 防災SOSカードのテンプレートを無料配布!
◯用意するだけではダメ!災害に強い仕様や更新について

我が家では防災リュックとともに家族みんなで用意して災害に備えています。
テンプレートを配布していますのでぜひ活用してくださいね。

  1. 防災SOSカードとは?
    1. 保育士として経験した東日本大震災
    2. 母親となった今、災害が起きたらどうする?
  2. 実際に作ってみた防災SOSカード
    1. SOSカード(テンプレート)の内容
    2. 防災SOSカード 無料ダウンロード
    3. 防災SOSカード 作り方
      1. 紙媒体で用意するメリット
      2. デメリットもある!
  3. SOSカードに入れたい!いざという時に必要な情報一覧
    1. 自分の情報
    2. 家族の連絡先や避難場所について
  4. 家族写真って必要?重要な理由と効果的な使い方
    1. 写真があることのメリット
    2. どんな家族写真が良いのか、選び方
  5. 子どものための防災カード
    1. 誰が見ても分かる内容にしたい!
    2. 子どもに安心感を与えるような工夫を
  6. 記入時の注意点/よくある間違い
    1. 緊急連絡先を誰にする? 選び方
      1. 我が家の課題
    2. 数字は書き間違いが意外と多い!
  7. 防災カードを実際に記入してみて感じたこと
    1. 不安①避難所の場所が分かっても言えない
    2. 不安②公衆電話って何?
    3. 災害伝言ダイヤルは練習できるって知ってる?
  8. 防災対策として家族での情報共有の大切さ
    1. 避難所の優先順位は?
    2. 災害伝言ダイヤルに残す電話番号をひとつ決めておこう!
    3. カードはいつ使うの?家族間で考えてみた。
      1. この防災SOSカードは大切な時に使うもの!
  9. 防災SOSカードとあわせて持ちたい書類とは
  10. SOSカードを防災仕様に!
    1. オススメはラミネート
    2. ひもをつけたら身につけられる!
  11. 防災SOSカード 作って終わりじゃない!
    1. 情報は最新のものを!
    2. いざという時使うために
  12. まとめ:防災SOSカードで災害の備えをパワーアップ!

防災SOSカードとは?

災害イラスト

防災SOSカードとは災害が起きた時、必要な情報をまとめたものです。

パニックやショック、ひどく動揺した時にでもこれを見れば必要な情報が分かります。
また、子どもでもカードを見てもらうことで助けを求めることができます。

保育士として経験した東日本大震災

保育士時代に起こった東日本大震災

乳児クラスの担任だった私。
ちょうどお昼寝が終わりかけて、その日のおやつのお饅頭を準備している時に地震が起きました。
震源地からかなり離れていたのですが、経験したことのない揺れにひどく動揺したのを覚えています。

おやつを取り分けていた大きなスプーンを置くのも忘れ一目散に子どもたちの出口の確保に向かいました。
幸い、複数の保育士がいたので子どもを集めて保育士が覆い被さり守る態勢を取ることができました。

揺れがおさまってから園庭で全園児、職員が集まり点呼。

この時感じたのが子どもは恐怖心で固まる、声が出せない!ということ。

特に年中、年長の子どもたちは「大きな地震がきた」という状況が分かっています。
あの時の子どもたちの不安な表情は忘れることができません。

災害が起きた時、私たち保育士は子どもの情報を持って避難します。
家族の情報、持病やアレルギーなどの健康情報などをまとめたものでした。

母親となった今、災害が起きたらどうする?

今災害が起きて避難する!となった時

実際我が子の数は2人。

情報なんて頭に入っているから大丈夫!となりそうですが…

自分も動揺している中ではたして
子どもの情報を正しく伝えられるのか。

不安…

長男は成長とともに1人での行動が増えるだろうし持ち運びが負担にならないSOSカードを用意しました。

自治体でテンプレートを発行しているところもあるようです。

実際に作ってみた防災SOSカード

実際のSOSカード

サイズ:およそ縦7cm×横10cm (カードのみのサイズ)
レイアウト:カード2枚にまとめました。

SOSカード(テンプレート)の内容

作ったSOSカードはこんな感じの内容になっています。
子ども用のひらがなと大人用の漢字タイプを作りました。
テンプレートに沿って書き込んでいくだけでOKです。
内容詳細、また載せたい情報については後ほど詳しく解説していきます。

SOSカードの内容

防災SOSカード 無料ダウンロード

A4サイズで印刷してください。
設定にフチあり印刷がある場合はフチありがオススメです。

◯PDFに入力して印刷もOK!
◯印刷してから手書きで記入もできます。

素材ダウンロードの注意点

<イラストについて>
商用利用、有料教室での利用、2次配布は固くお断りします。
あくまで個人利用でお願いします。
保育園等施設での利用やお祭り、イベントでの利用につきましてはお問い合わせ、DMにてお知らせください。
<型紙・レシピについて>
あくまで素人作品です。
型紙についてはプリンタによってズレが出ることがあります。
個人の責任での利用をお願いします。
こちらは型紙を使って作った作品をメルカリ等のサイトで販売することはOKです。
型紙のみの販売、転載、配布はお断りします。
販売する際、当ブログの画像を転載することはやめてください。

防災SOSカード 作り方

①防災SOSカードに情報を記入する。

◯PDFに入力→印刷
◯印刷→手書きで記入

②グレーの点線を目印にハサミで切る。

点線で切る

③半分に折って両面に情報が見れるようにする。

半分に折る

この時、いらない白いところはカット!

④のりつけ、またはケースにいれて完成。

のりつけ ケースに入れる

防災仕様のカードの作り方は後ほど!

紙媒体で用意するメリット

何でも電子なこの時代に紙媒体のSOSカードを作ったのには紙ならではのメリットがあります。

◯誰でも扱いやすい
スマホに情報を入れておくこともできますがスマホには大抵ロックがかかっています。
情報を見たい人が意識を失っていたらそのスマホはただの鉄の塊です。
また、家族の写真を探すために大量の画像から探す必要もありません。
紙であれば誰しもが見ることができ、使うことができます。

◯バッテリーなどエネルギーを必要としない
紙媒体ですので電池切れや消費期限などを気にしなくて大丈夫です。
媒体自体は弱いので防水など保護は必要ですがしてしまえば大丈夫!

デメリットもある!

個人情報なので絶対落とさないこと!
人に無闇に見せないことです。

SOSカードに入れたい!いざという時に必要な情報一覧

写真の裏に直接情報を記入しても立派な防災SOSカードになります。
どんな情報を載せるのか、参考になればと思います。

自分の情報

①家族写真

家族みんなで撮った写真を添付します。
あらたまって撮らなくても年賀状用のものでOK!

②本人の名前・性別・生年月日・住所・連絡先・血液型
 所属(勤務先や学校名など)、所属先の住所と電話番号

よく聞かれる個人情報です。
所属先というのは勤務先や学校名です。
支店名やクラスまで記載しておくと良いでしょう。

③健康状態

アレルギーの有無と内容
日常的な薬の服用があれば薬名と内容、回数を書いておきましょう。
また持病や大きな病気をしたことがある場合は書いておくと良いです。
障害者手帳がある場合はその内容も書いておきましょう。

④家族構成・ペットの情報

自分の同居の家族について書いておきましょう。

ペットの防災SOSカードのテンプレートもあります。

印刷の仕方、作り方は同じです。

家族の連絡先や避難場所について

①家族の情報

同居する家族の名前・続柄・連絡先を記入します。
さらに緊急時に繋げてほしい連絡先を書いておきましょう。

②指定避難場所(2つ)

あなたの家の指定避難場所はどこですか?
名称・住所・連絡先を記入します。
避難場所は状況に応じて変わるため、第2避難場所まで記載しておきましょう。

③災害時の対応について(テンプレート)

こちらは子どもと大人で内容が異なります。

子どものSOSカードには
◯困ったらどうするか
◯公衆電話のかけ方について書いています。

大人のSOSカードには
◯落ち着いて取るべき行動
◯公衆電話のかけ方について書いてあります。

家族写真って必要?重要な理由と効果的な使い方

家族写真のイラスト

家族みんなで避難できれば良いのですが、いつ来るのか分からないのが災害です。
家族がバラバラになってしまった時に写真はとても有益な情報です。

写真があることのメリット

自分の家族の特徴を言葉で伝えることはできますか?

かあちゃん
かあちゃん

うちの旦那さんは団子みたいな鼻で〜
眉毛が味付けのりみたいで〜
顔の輪郭がホームベースみたいです!

はい、イメージできましたか?

言葉にしたところで聞いた人全員が違う顔を想像したと思います。

それだけ伝えるのって難しいということです。

それが写真1枚見てもらえば「この人です!」と分かりやすい。
分かりやすいのが最大で最強の写真の強みです。

どんな家族写真が良いのか、選び方

では、どんな写真が良いのでしょうか。

私が気をつけているポイントは
◯家族みんなの顔が分かる
◯表情が明るめ
◯できたら体格まで分かるもの

おしゃれでなくていいです!
緊急事態に使うものですのでできるだけ顔がはっきりと分かるものにしましょう。
背景が多いようならトリミングして最大限、情報が伝わるようにします。

子どものための防災カード

子どもに持たせたSOSカード

今回、私が防災SOSカードを作成した1番の理由は
息子たちの助けになるものを作りたいということです。

誰が見ても分かる内容にしたい!

子ども用のSOSカードはひらがな仕様

読んで伝えることがあることを想定してひらがなで作りました。
カードを見せて使う時も助けてくれるのが日本人の大人とは限りません。

ただし、薬や障害者手帳など大人にしか伝えない、子どもでは分かりにくい情報は漢字にしてあります。

子どもに安心感を与えるような工夫を

子ども用のカードには好きな食べ物や好きなものを記入するところがあります。

心細い、寂しい時に好きなものを思いだしてほっとしてほしい

また、他人とのコミュニケーションを取るきっかけに使ってもらえればと思います。
実際に迷子センターでボランティアをしてた時に子どもとのコミュニケーションを取るため「好きなもの」はよく聞いていました。

記入時の注意点/よくある間違い

緊急性が高いもの、命に関わる情報は赤で!

アレルギーや持病は度合いによっては赤で記入しましょう。
後に出てきますがお薬手帳のコピーをとることも頭に入れておくと良いです。

緊急連絡先を誰にする? 選び方

同居する家族以外の緊急連絡先は遠方の親戚が良いとされています。

というのも、被災した時に近場の親戚は同じく被災している場合が多いからです。

かと言って会ったこともない親戚の連絡先を書いても困りますよね。
年末年始や法事などの親戚の集まりの時にサラッと
「災害があったら避難していいか」聞いておける関係であることがベストだと思います。

我が家の課題

って書いたのですが、この緊急連絡先は我が家にとっても大きな課題です。

親戚がいない!

兄弟家族、祖父母は割と近くに住んでいる!

う〜んどうしたものか。
答えは出ていません。

数字は書き間違いが意外と多い!

間違いが多いのが電話番号や生年月日の数字!
落ち着いて一文字ずつ、確実に。

記入したら声に出して読んでみましょう。
家族に数字が合っているか確認してもらうと確実です。

防災カードを実際に記入してみて感じたこと

我が家の5歳の息子にこのカードの内容について説明しましたが不安しかない…!
リアルな姿をお伝えすると…

不安①避難所の場所が分かっても言えない

子どもは避難所は1箇所覚えるのが限界。

何度も行っている場所なんですけど〜。
ただ道順は覚えているようです。
名称までは難しいか…

不安②公衆電話って何?

ガッツリ スマホ世代の息子はまずボタンを押す電話を知らない!
もちろんかけ方も知らないです。

トトロの映画でダイヤルを回す電話を見て
「何あれ新しいね!壁についてるやん!」とか言っていました…

カード2枚目には公衆電話の使い方を載せておきました。
近所で探して練習したいと思います!

災害伝言ダイヤルは練習できるって知ってる?

災害時にメッセージを録音したり聞いたりできる災害伝言ダイヤル。

災害伝言ダイヤル

実はNTT東日本、西日本ともに体験利用日を設けています。

・毎月1日、15日 0:00〜24:00
・1月1日0:00〜1月3日24:00
・防災週間の期間
・防災とボランティア週間

この期間は伝言1つにつき30秒まで、20件まで残せるそうです。

防災対策として家族での情報共有の大切さ

今回、防災SOSカードを作ったことで災害時にどうするか話し合う良い機会となりました。

避難所の優先順位は?

避難所を複数考えている家庭が多いと思います。

まずはココ!
行けなさそうならココ!と順番を決めておきましょう。

行けなさそうな状況とはどういうことなのか具体的に話し合いました。
▶︎地面が割れて進めない
▶︎水が溢れていて進めない

あくまで1人で災害にあった時の話です。

災害伝言ダイヤルに残す電話番号をひとつ決めておこう!

先ほど紹介した災害伝言ダイヤルに使用する番号をひとつ決めておきましょう。
実際に通話ができるわけではなく、録音とそれを聞くという機能ですので番号は1つにしておきます。
印をつける、決めた番号を色を変えて記入すると分かりやすいです。

カードはいつ使うの?家族間で考えてみた。

使う時
・保護者が近くにいなくて困った時
・避難所まで行った方が良さそうだけど迷ってしまった
・不安でこわくて声が出せそうにない
・保護者に連絡してくれる人に連絡先を伝えたいとき

具体的なタイミングを話し合うことが大切です。

この防災SOSカードは大切な時に使うもの!

個人情報が載っているので大切な時、本当に困った時にだけ出してねと伝えました。

災害時は詐欺など悪質な犯罪も増えるので、むやみやたらに情報を開示しないことです。

防災SOSカードとあわせて持ちたい書類とは

先ほど、お薬手帳のコピーの話を少ししましたが、

防災SOSカードに載せきれない情報や持っておいた方がいい書類があります。

◯保険証/免許証のコピー
◯お薬手帳のコピー
◯母子手帳のコピー

!実物を持って避難できる場合は持って逃げてください。

◯保険証/免許証のコピー
いわゆる本人確認書類です。
更新した場合は新しいものに新たにコピーしてください。

◯お薬手帳のコピー

薬がないと生命が維持できないなど重度の方はお薬手帳自体を持って逃げた方がいいです。

毎日薬を飲んでいる人は飲んでいる薬のページだけでもコピーしておくと安心です。

◯母子手帳のコピー
母子手帳自体がかけがえのないもの。
持って逃げることができるならぜひそうしたいのですが…

・出産の状態
・乳幼児発育曲線
・予防接種の記録
の写しがあると安心です。

SOSカードを防災仕様に!

紙で作った防災SOSカード、濡れてしまうと文字が読めなくなったり破れてしまったりする可能性があります。

傷や汚れ、外部刺激にも強い仕様にしていきましょう!

オススメはラミネート

ラミネートすることで防水・防汚仕様になります。
最近では100均でも手張りのラミネートが売っています。

ひもをつけたら身につけられる!

ラミネートしたSOSカード

ラミネートしたら穴あけパンチで穴をあけ紐を通しましょう。
身につけることで両手が空きますし、さっと情報を見ることが可能です。

穴を開ける時は透明なところで!
穴を紙の上で開けてしまうとそこから浸水の危険があります!
余白を多めにとって透明のところで穴を開けるようにしましょう。
写真のSOSカードは紙のところに開けてしまいました…。

防災SOSカード 作って終わりじゃない!

防災SOSカード、作って満足していませんか?
情報は常に変化しています。
災害時に古い情報のままでは使えないので気をつけましょう。

情報は最新のものを!

カードの情報は最新にしておきたいもの。
定期的な見直しが必要です。

とは言え忘れがち…更新するタイミングを決めておきましょう。

分かりやすいのは1年に1回プラス子どもの節目!

我が家では大掃除の時に防災リュックや備蓄の消費期限の確認をすることにしています。
その時にあわせて情報の更新をしています。

いざという時使うために

防災SOSカードは防災リュックと常にセットにしておきましょう。
保険証コピーなどとは別にさっと取り出せるポケットに入れています。

まとめ:防災SOSカードで災害の備えをパワーアップ!

防災SOSカードは災害時、自分や家族の情報をすばやく確実に伝えるのに有効と言えます。

1から作るのは難しくてもテンプレートに沿っていけば記入も簡単ですし用意しやすいのではないでしょうか。

正直、使うことがないのが1番だと思っています。
更新するたびに「何事もなくて良かった〜」と思うのです。

必ず来ると言われている大地震。
日頃から防災意識を持って準備しておくことでいざという時、家族の助けになればと思います。

子どもの防災リュックや備蓄についても見直しました。
別の記事で紹介できたらと思います。

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