ランドセルだけでは荷物が入りきらない日や、両手を空けて安全に通学したい時に便利な「ランドセルの上から使えるナップザック」。
今回は、収納力を高めるマチ付きデザインで、軽さと耐久性にもこだわったナップザックの作り方をご紹介します。
◯ ランドセルの上から使えるナップザックの作り方
◯ 軽くて丈夫なナップザックに仕上げる工夫
◯ ランドセルとナップザックを背負う時のコツ
ランドセルの上から使えるナップザック を作った理由

入学準備進んでいますか?
荷物が多いと聞く小学生。
ランドセル以外にもサブバッグやエコバッグを持たせる予定で用意していました。
また、巾着袋はランドセルのフックにかけられるよう持ち手付き!
それでもナップザックを作ったのには理由があります。
荷物が多いや雨の日も安心!両手を空けて安全に通学してほしい。
サブバッグやエコバッグは手に持つか肩にかけるかになります。
実際に手にものがあると歩きにくそう。
さらに雨の日は傘をさして帰ってくるため安全面でも不安がありました。
サブバッグとの使い分けで、子ども自身が荷物を管理できるように
カバンになんでも詰め込むタイプの息子。
ものの向きや重ねるとよろしくないものなど、入れかたを考えて欲しいものもあります。
これから成長していく中で子どもが自分で入れるものにあわせてかばんも選んで欲しいと思いました。
ランドセルの上から使えるナップザックの工夫

荷物が多い小学生が少しでも使いやすいように工夫しました。
軽い 強い たくさん入る
子どものサイズのナップザックなのでカバンのサイズは限られている…
その中でもできる工夫をしてみました。
軽量化:キルトを1枚仕立てにして軽く仕上げた
今回は裏地なしのキルト1枚仕立てです。
裏地ありに比べればほんの少しですが軽くなります。
また、ランドセル上に乗るくらいの大きさに調整しました。
耐久性:カバンテープとジグザグミシンを活用!
持ち手と紐を通す負荷がかかる部分にかばんテープを使用しました。
ぐっと力がかかっても形が崩れにくく扱いやすいです。
また、1枚仕立てなので布端にジグザグミシンをかけほつれ防止しています。
収納力:マチ付きデザインで荷物がたっぷり入る
今回、ナップザックにマチを作りました。
マチがちょっとあるだけで収納力は大幅アップ!
また表に大きめのポケットもつけました。
ランドセルの上から使えるナップザック 材料と道具

• キルト布 縦48cm横37cm 2枚
・ポケット布(お好みの柄) 縦46cm横37cm
ポケットは半分に折って使用します。
• かばんテープ
持ち手 2.5cm幅 35cm 2本
紐通し部分 2.5cm幅 6cm 2本
• ナップザック用の紐 170cm 2本
• ミシン
・アイロン
・糸通し
ランドセルの上から使えるナップザック 作り方の手順
*全てに返し縫いをします。
*指定がない場合、縫い代は1cmです。
① 布を裁断する
表布・裏布、かばんテープをサイズ通りに裁断する。
布柄がある場合は作りたい向きになっているか確認する。
②ポケットを作る。

ポケット用の布は半分に折り、上辺に0.2〜0.5cmでステッチ
その他の辺はジグザグミシンをかける。
③本体の布にジグザグミシンをかける。

4辺全てにジグザグミシンをかける。
④本体とポケットを合わせて縫う。

本体のキルト生地を中表に合わせる。
間にポケットの布を挟む。
ポケットのステッチ部分が上になっているか
布柄の上下はあっているか確認!
底辺を縫う。

⑤紐通しのパーツを挟んでサイドを縫う。
下から7cmのところに紐通し用のカバンテープを半分に折って わ が内側になるように布クリップで止める。

カバンテープとポケットと本体と一緒にサイドを上部7cmを残して縫う。

⑥マチを作る。
縫い目を立てて潰して両側が同じになるように整える。

角が9cmになるところで線を引いて縫う。

縫い目から1cmほど残してカット。
縫い目にジグザグミシンをかける。

⑦サイドをアイロンで割る。

上部7cm縫わずに置いたところは図のようにステッチをかける。

⑧紐の入れ口を作る。
上から3.5cmのところで折り、アイロンをかける。

サイドの布端から8cmくらいのところにカバンテープをはさみ、0.5cmのところで1枚ずつステッチをかける。

さらに持ち手を折り上げて持ち手部分にステッチをかける。

⑨表に返して形を整える。

⑩紐を通す。
上から通した紐は下側カバンテープまで通して結ぶ。

完成!
ランドセルの上にナップザックを背負うコツ

完成したナップザックはこのようにランドセルの上から付けることができます。
肩紐を通すだけなのですが新一年生は意外と苦戦するかも…
そこで簡単な付け方を教えます!

体の方にポケットを向けて持つ。
思いっきりランドセルを頭の上から背中に向けて勢いよく回して背負う。
遠心力で簡単に背負うことができます。
必ず周りに人がいないことを確認してやってください!
また荷物を詰めすぎると背負えないこともあるのでなるべく薄く!
バランスを意識して入れるようにしましょう。
ランドセルの上から使えるナップザック 実際に使ってみた感想

このナップザックを作ってから実際に何度か練習してみました。
長男は1回の練習で自分で背負うことができるように!
肩紐を持っては背負えなかったのでこちらもまた練習が必要だなと感じています。
ランドセルの上にさらにナップザックという状況を見て

小学校、荷物多すぎない??
と逆に不安になってしまったようです。
袋物ばっか作っている親を見たらそうなるよね…。
実際、どれくらいの荷物かは分かりませんが少しでも軽く楽に、安全に登下校してくれたらと思います。
まとめ:ランドセルの上から背負えるナップザック1つあると安心!
ランドセルの上に背負えるナップザックは、荷物が多い日や安全対策にぴったりのアイテム。
軽くて丈夫な工夫を凝らしたデザインで、子どもの成長に合わせた使い方ができるのも魅力です。
手作りなら汚れてもザブザブ洗濯もできます。
ぜひ手作りして、入学準備に役立ててみてください!
他にも小学校の生活で役立ちそうなアイテムを紹介しています。


コメント