イヤイヤ期の子どもが「自分で持ちたい!」と言ったときにぴったりな、 手作りナップザック を作りました。
お気に入りのおもちゃや水筒を自分で持てることで、子どもの自立心を育てながらお出かけが楽しくなります。
今回は、作った理由やこだわりポイント、作り方をご紹介します。
◯ イヤイヤ期にナップザックが役立つ理由
◯ 子どもが喜ぶ縦長デザインと蓋つきの工夫
◯ 安全に使うためのポイントと作り方
イヤイヤ期の「自分で持ちたい!」を応援するナップザック

2歳の次男はイヤイヤ期真っ盛り。
「自分のものは自分で持ちたい!」という気持ちが強く、普段のお出かけでもお気に入りのだだんだんロボットや水筒を持ちたがります。
そこで、自分専用のナップザックを作ってあげることにしました。
手作りなら、子どもの好みに合わせたデザインにできるのも魅力です。
丸型じゃなく縦長デザインにした理由

完成サイズ 縦35cm 横20cm
市販のナップザックにはころんとした丸型が多いですが、今回はあえて縦長にしました。
その理由は、次男が大きめのものを持ちたがるからです。
おもちゃがすっぽり入る
だだんだんのロボットや水筒のように縦に長いものも収まりがよく、取り出しやすいです。
「どんどん入る」のが楽しい!
自分の荷物を詰め込むのが楽しく、持ち歩くのも嬉しそう。
少しマチもあるので水筒が横に倒れてしまうこともありません。
少し大きめの袋菓子が入るので次男専用のエコバッグとしても活用することもあります。
蓋つきにした 子ども用ナップザックのメリット
ナップザックに蓋をつけたことで、こんなメリットがありました。
荷物が飛び出しにくい
子どもは走ったり転んだりすることも多いですが、蓋のおかげで荷物が飛び出しにくく安心。
ナップザックの入れ口は紐でしめるタイプなのですがしぼりが甘い時でも蓋付きだと飛び出すことはありません。
次男の見てない隙にササっと口をしぼります。
防犯対策にも◎
外から荷物が見えないため、盗難や落とし物防止にも役立ちます。
デザインのアクセントに
切り替えに違う布を使えば、見た目もかわいく仕上がります。
今回は長男に作ったランドセルの上から使えるナップザックの余りの布で作成しました。
長男につくったランドセルの上から使えるナップザックはこちらの記事です。
最近はキャタクターものから可愛い柄の両面キルトまで様々なキルト生地が販売されていますので子どもの好みにあわせたものを用意すると喜んでくれるでしょう。
子ども用手作りナップザックのこだわりポイント

手作りだからこそ、細かい工夫を詰め込みました。
軽さを重視
小さな体でも負担にならないよう、キルト生地を1枚仕立てにして軽量化しました。
裏地がついている方が丈夫なのですがたくさん物を入れる子どもの姿をみて今回は1枚仕立てにしました。
1枚だと洗濯しても早めに乾くので助かります。
自分のものと分かるデザイン
手作りならでは!世界で1つだけのマイバッグです。
写真を撮った後、文字刺繍ワッペンを使用し蓋に名前をつけました。
自分のものとすぐ分かる工夫をしています。
丈夫さも大切
持ち手と紐を通す部分にはかばんテープを縫い付けて補強。
引っ張っても破れにくく、長く使えます。
また、布端には補強のためにジグザグミシンをかけています。
マチ付きで収納力アップ
たっぷり荷物が入るので、ちょっとしたお出かけやお泊まりにも大活躍です。
水筒を入れる予定をしていたので我が家の水筒サイズの合わせたマチになっています。
入れた時に倒れにくいのが母としては嬉しいポイントです。
子ども用手作りナップザック 材料・道具
作る前に、材料と道具を揃えます。
• キルト生地(本体用) 縦37cm横24cm 2枚
・蓋用生地 (今回はオックスの柄布使用) 縦36cm横22cm
半分に折って使用します。
• かばんテープ
紐通し部分 2.5cm幅 6cmを2本
• 紐(背負うための肩紐) 130cmを2本
• ミシン(手縫いでもOK)
• 裁縫道具(糸、針、まち針、ハサミなど)
・アイロン
・紐通しがあると便利です。
子ども用手作りナップザック 作り方の手順(写真付き)
全てに返し縫いをしています。
指定がない場合の縫い代は1cmです。
①生地をカットする。

ポケット部分は角を丸くしておくと可愛いです。
私は布を半分に折り、わ 側の角を丸くしました。
生地をカットするときは布柄の向きに注意しましょう。
また、キルト生地は全ての辺にジグザグミシンをかけておきます。
②ポケットを縫う。
中表に合わせて縫う。

角の丸みをきれいに出すために切り込みを入れておく。

縫い目を切らないように注意!
アイロンで縫い目を割っておき、表に返して0.5cmのところでステッチをかける。

②本体を縫う。
底辺を先に縫っておく。

下から7cmのところに紐通し用のカバンテープを半分に折って わ が内側になるよう布クリップでとめ上から7cmをあけてカバンテープごとサイドを縫う。
③マチを作る。
縫い目を立てて潰し両側が同じになるように整える。

角が7cmになるところで線を引く。

線の上を縫い、1cmほど残してカット→ジグザグミシンをかけておく。

④紐の入れ口を縫う。
サイドをアイロンで割る。

入れ口にステッチをかける。
布の繋ぎ目は返し縫いで補強する。

上から3cmのところで折る。
片側は蓋の布を挟んで布端0.5cmのところで縫う。

⑤表に返して形を整える。

入れ口から紐を通し、カバンテープの紐を通すところで結ぶ。

完成です。
ナップザックを安全に使うための注意点

安全に使うためにいくつかのポイントに気をつけましょう。
紐が首にかからないようにしよう!
紐が長すぎると危険なので、子どもの体に合わせて長さを調整します。
結び目を作って短くしたり、市販の紐ストッパーを使うのもおすすめです。
首はもちろんですが手首や体も紐がきつく巻くと危険ですので十分に注意しましよう。
重すぎる荷物を入れない
たくさん入れたい気持ちは分かるのですが無理にたくさん詰めると、子どもが転びやすくなるので注意しましょう。
我が家は見てない時にこっそり抜くか「この子はお留守番したいって〜」と声をかけて減らすようにしています。
歩行時の安全確認
背負ったまま走ったり、道路に飛び出したりしないように声かけを忘れずにしましょう。
紐は肩から外れたりするので目を離さないようにしましょう。
紐のほつれ・緩みを定期的にチェック
子どもはどんな使い方をするか分かりません。
使っているうちに紐がほつれてくることもあるので、定期的に確認しましょう。
手作りナップザック 実際に使ってみた感想

次男は自分の荷物を詰め込むのが楽しいようで、だだんだんのロボットやお菓子を入れてご機嫌に持ち歩いています。
お出かけを嫌がる時も自分で用意すると出かけてくれるのでお助けアイテムとして使用しています。
軽くて背負いやすいのもポイント。
お出かけだけでなく、保育園やお泊まりにも重宝しそうです。
長男と同じ布で作ったことがとても嬉しかったようでみんなに見せて歩いています。
まとめ:手作りナップザックがイヤイヤ期のお助けアイテムに!
イヤイヤ期の「自分でやりたい!」を応援する手作りナップザック。
子どもが喜ぶデザインや安全面への配慮も大切にしながら、親子でお出かけを楽しんでみてはいかがでしょうか?
手作りならではの温かみと、使い勝手の良さをぜひ体験してみてくださいね。
コメント