もうすぐハロウィン!
ハロウィンの季節は、お部屋や保育室を手作りの飾りでワクワクしたくなります。
折り紙や切り紙、モールを使えば、低コストでたくさんの飾りが作れます。
◯難易度に合わせて作ろう!かぼちゃの折り紙
◯蜘蛛の巣の切り紙とモールで作るクモ
◯作るときの注意点など
保育現場での壁面づくりや家庭での工作遊びにそのまま使えるアイデアです。
ハロウィン工作アイデア 折り紙の魅力

折り紙は道具が少なく始められる遊びです。
同じ折り方をしても色や模様を変えるだけで雰囲気がガラリと変わります。
作る人によって全然違う作品ができるのも工作の楽しいところ。
子どもにとっては手先の訓練や集中力アップにもつながり、完成した作品は達成感にもなります
実は私自身に折り紙ブームが来て、子どもとたくさん遊びました。
同じモチーフでも折り方で難易度が分かれていて、どの年齢も楽しめるのが折り紙の良いところだなぁと感じています。
今回は難易度の違うかぼちゃの折り紙を紹介します。
ぜひ子どもにあった折り紙を楽しんでみてくださいね。
ハロウィン工作アイデア:優しいかぼちゃの折り紙

小さな子どもでも作りやすい、工程少なめのかわいいかぼちゃです。
顔は大人が切って用意しておき、子どもが貼るだけでも十分楽しめます。
材料
- オレンジ色の折り紙 1枚
- 色画用紙
黒や黄色など顔で使う分を用意します。 - のり、はさみ
優しいかぼちゃの折り方
①折り紙を四角に折り、広げて折り筋をつけます。


②折り筋に合わせて3辺を内側に折ります。

③残しておいた角を上に飛び出るくらいまで折り上げます。
(これがかぼちゃの上のへたの近くの形になります)

④両端の角を軽く折ります。

さらに上の角も折っておきましょう。

⑤表に返して完成です。

大人が事前に切っておいた顔パーツ(目・口)を子どもに貼ってもらえば優しいカボチャのおばけが出来上がります。
優しいカボチャ折り紙ポイントと飾り方
- 顔を色画用紙で用意しておく場合は目やギザギザの口などシンプルな形にして分けて置いておくと子どもも選びやすく扱いやすいです。
- 簡単な折り方なので大量生産に向いています。
黒や紫の背景に貼れば保育室が一気にハロウィンらしくなります。
ハロウィン工作アイデア:ちょっと難しいかぼちゃ

かぼちゃのデコボコを重なりで表現した少し立体感のあるかぼちゃ。
優しいカボチャが簡単に折れる子なら挑戦してみてほしい作品です。
仕上げに子ども自身が顔を描くと個性が出ます。
材料
- オレンジの折り紙(1枚)
- 黒マジックペン(顔描き用)
ちょっと難しいかぼちゃの折り方
①折り紙を半分に2回折ります。


②上の一枚を広げて三角に開きます。

③中心の線に合わせて両端の三角を折ります。

片側だけ折ります。
④表裏をひっくり返して下に出ている部分を折り返します。

⑤両端の三角を中心の線に向かって折ります。

⑥下の角を少し折ります。

⑦上の部分は段折りにしてヘタを作ります。

⑧表に返してかぼちゃの完成です。

黒マジックで子どもに顔を描いてもらえば完成です。
ポイントと飾り方
- 優しいカボチャとあわせると“親子かぼちゃ”のように見える配置ができます。
大きさがちがうかぼちゃは積むと可愛い! - 壁に貼るときは、周囲にコウモリやおばけの切り紙を配置すると物語性が出ます。
顔を描きながら子どもと想像を膨らませて楽しむのも◎
上級者向け:かぼちゃバスケット

かぼちゃの折り紙、最後は上級者向け。
見た目が華やかで、お菓子を入れられる実用性もあるバスケットです。
両面の色を出すために折り紙を貼り合わせる工程がポイント。
色画用紙で作るとハロウィン仕様のカバンとしても使えます。
材料
- 折り紙(オレンジ)2枚
(今回は中を緑にしました。) - のりまたは両面テープ
- 別色の紙(持ち手用)
折り紙の半分を帯状に折って使いました。 - はさみ
かぼちゃバスケットの折り方
①折り紙2枚をのりで裏面同士を貼り合わせます。


紙が厚くなる分、折りにくくなるので頑張りましょう!
②三角に2回折ります。


③上の三角を広げてつぶし、四角にしていきます。

④上下を返して中心の線にあわせて折ります。

⑤折った三角を開きます。

すべての面で同じように折っておきます。
⑥無地の面にしてさらに中心に向かって折ります。


全ての面で同じように折っておきます。
⑦上の部分を折り下げて中に折りこみます。


こちらも4面、すべてに折ります。

⑧中心に手を入れてバスケットの形にしていきます。


これでかぼちゃバスケットのかぼちゃ部分は完成です。
⑨持ち手を付けます。


別紙で作った持ち手をのりで貼り付けて完成です。
活用アイデア
- 小さなお菓子を入れて配る入れ物に。
折り紙の場合、あまり重たいものは入りません。
入れたいものに合わせて色画用紙などの厚手の紙で作りましょう。 - 折り紙のキャンディを詰めて飾りとして使うのもおすすめ。
こどもとごっこ遊びするにはもってこいの折り紙です♪ - リボンをつけても可愛い!
持ち手部分をリボンにすると一気におしゃれになります。
おすすめの飾り方
- 机や棚の上に並べると立体的で映えます。
保育室ではクラス分並べて「お菓子コーナー」を作るのも楽しい演出です。
ハロウィン工作アイデア:クモの巣の切り紙

切り紙で作る蜘蛛の巣は、見た目が繊細でハロウィンの空間作りに役立ちます。
ハサミの扱いが得意な子ども向けです。
材料
- 黒や白の折り紙(1枚)
- 鉛筆(下書き用)
- ハサミ
クモの巣の切り紙の作り方
①折り紙を三角に折り、さらに小さな三角に折ります。


ひらいたら3等分になるように紙を重ねて、最後にもう一度折って細長い三角にします。



②切る位置に鉛筆で下書きの線を引きます。

大人はなくても大丈夫です
③下書きに沿ってハサミで切り込みを入れます。

切りすぎてしまうとつながりがなくなるので、中央や端のつながり部分は残すように注意してください。
④ゆっくりと広げると蜘蛛の巣模様が現れます。

注意点と飾り方
- 分厚い紙は切りにくいため、折り紙くらいの薄さが扱いやすいです。
- 切り落としに注意!
細かい作業になるので手を切らないように十分、気を付けてください。 - 窓に貼ったり、かぼちゃ折り紙の背景に重ねると一層雰囲気が出ます。
モールで作るクモ(おまけ工作)

モールを使うと立体的でかわいいクモが簡単に作れます。
蜘蛛の巣の上に飾るとさらに映えます。
材料
- モール 30㎝ 2本
- はさみ
- 丸シール(目用)または丸ビーズと接着剤
モールのクモ 作り方
①モールを2本用意します。
1本は胴体用に、もう1本は足用に使うので半分に切っておきます。

②1本をペンに巻き付けて胴体(おしり)を作り、端をねじって留めます。


③足を胴体に巻き付けていきます。

切ったモール2本とも巻き付けていきます。

④足を均等に広げて形を整えます。
足を折り曲げるとクモらしく見えます。

⑤丸シールやビーズで目をつけたら完成です。


安全に作るための注意
モールの中には細いワイヤー(針金)が入っていることが多く、切ったり曲げたりすると先端が出てきてとがることがあります。
扱う時は次の点に注意してください。
- 小さなお子さんは必ず大人と一緒に作業しましょう。
- 切った断面の先端は内側に折り込む、またはセロハンテープや布テープで覆うと安全です。
- 目や小さな部品は誤飲の危険があるため、年齢に応じて管理してください。
- 作業時には目や顔の近くで扱わないように伝えましょう。
安全対策をとれば、モール工作は短時間で立体感のある楽しい作品になります。
保育現場での壁面飾りアイデア
壁面飾りにするときのポイントをまとめました。

- 「優しいかぼちゃ」:低月齢の子どもも顔を貼るだけで参加できるので活動に組み込みやすいです。
- 「ちょっと難しいかぼちゃ」:自分で顔を描いて個性を表現できます。
- バスケットは飾り兼実用品:作ったものをお菓子入れにして並べると立体コーナーができます。
- 蜘蛛の巣は窓や壁の背景に:黒い紙で作ると遠くから見ても映えます。
色画用紙で作るときは切り落としに注意! - モールのクモは蜘蛛の巣の上や吊り下げに:安全に配慮して飾れば動きのある壁面になります。
天井から糸で吊るすのも雰囲気が出て面白いです。
壁一面をテーマカラー(オレンジ・黒・紫)で統一すると、まとまりのある飾り付けができます。
まとめ ハロウィン工作アイデアでハロウィンをもっと身近に。
今回は難易度別に楽しめるハロウィン工作を5種類紹介しました。
- 優しいかぼちゃ
- ちょっと難しいかぼちゃ
- 上級者向けかぼちゃバスケット(実用アイテム)
- 蜘蛛の巣の切り紙(ハサミを使う)
- モールで作るクモ(おまけ工作)
折り紙や切り紙は材料が少なく始めやすいです。
少し難しくても繰り返し作ることでどんどん上手に!
さらに作る過程で会話も生まれます。
保育の壁面づくりやご家庭のハロウィン準備に、ぜひ取り入れてみてください。
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