今回ご紹介するのは、余った毛糸玉で編める 引き抜き編みのハンドウォーマー です。
編み物をしていると、どうしても半端な毛糸が残ります。
「何かに使えそうだけど、これで何が編めるんだろう」と思ったことはありませんか。
かぎ針で編めて、使う編み方は引き抜き編みの畝編みだけ。
これまでネックウォーマーやニット帽でも使ってきた、あの編み方です。
引き抜き編みの畝編みは、編み目がよく伸びます。
そのため、手首から手の甲までしっかり包みつつ、締め付け感が少ないのが特徴です。
今回は筒状に仕立てるとき、親指部分をとじない方法を取り入れました。
難しい形を作らなくても、自然と親指の入るハンドウォーマーになります。
編む段数も少なく、作業時間は数時間ほど。
コートの袖口から少し見えるニットに、ふと気分が上がる。
そんな、生活の中で本当に使える編み物です。
◯ 余った毛糸で編める、簡単なハンドウォーマーの作り方
◯ 引き抜き編みの畝編みで、よく伸びて手にフィットする理由
◯ 親指をとじない、失敗しにくいシンプルな仕立て方
この記事では、写真を見ながら同じものが作れるように、材料から編み方、注意点まで順番に紹介します。
引き抜き編みののハンドウォーマーの特徴

今回は伸縮性のある引き抜き編みで編みました。
初心者さんでも挑戦しやすく、実用性もあります◎
引き抜き編みの畝編みで、伸びがとても良い
今回使う「引き抜き編みの畝編み」は、引き抜き編みを奥の半目だけ拾って編む方法です。
引き抜き編みとは針を入れて糸を引き出し、そのまま一気に引き抜く編み方です。
高さが出ないため、編み地がぎゅっと詰まりやすい特徴があります。
畝編みとは毎段、同じ位置の目だけを拾って編むことで、横方向に線のような凹凸が出る編み方です。
この2つを組み合わせることで、ゴムのようによく伸びる編み地になります。
手首を通すハンドウォーマーに、とても向いている編み方です。
親指をとじない、失敗しにくい仕立て
一般的なハンドウォーマーは、親指部分を別で編んだり、穴を作ったりします。
ですが今回は、筒状にするときに一部をとじないだけ。
難しい計算も不要で、左右同じ形に仕上がります。
初心者さんでも安心して編める方法です。
少ない毛糸で編めて、すぐ完成する
使う毛糸は1玉と少し。
しかも太めのかぎ針を使うため、編み進みがとても早いです。
「今日は少しだけ編み物をしたい」
そんな日にもぴったりの作品です。
引き抜き編みのハンドウォーマー 材料と道具

少ない毛糸でできるのであまり毛糸を組み合わせても可愛く仕上がると思います。
今回、私はニット帽を編んだ時に余った毛糸玉を使用しました。
以下の材料は参考になればと思い載せておきます。
使用した毛糸
・ダイソー アクリル毛糸
帽子を編んだときに余っていた毛糸を使用しました。
こちらの帽子の記事で使った毛糸です。
・アクセント用のベージュ糸
こちらも家にあった余り糸です。
このネックウォーマーのあまった毛糸を使いました。
使用した道具
・ジャンボかぎ針 10ミリ
・はさみ
・毛糸用のとじ針
今回は、あえてジャンボかぎ針を使っています。
なぜジャンボかぎ針を使うのか
引き抜き編みは、糸を引き締めやすい編み方です。
普通の号数で編むと、どうしても硬くなりがちです。
そこで、あえて太いジャンボかぎ針を使います。
針が太い分、糸に余裕が生まれ、伸びの良さがしっかり出ます。
引き抜き編みの畝編みを、やわらかく仕上げるための工夫です。
引き抜き編みのハンドウォーマー 編み方
ここからは、実際の写真を見ながら紹介していきます。
作業工程、編み数も少なく簡単なので編み図はありません。
① 鎖編みで30目編む

鎖編みを30目編みます。
作り目は、きつくなりすぎないよう、少しゆったりを意識します。
ここがきついと、太いかぎ針で編むので編みにくくなってしまいます。
② 立ち上がり鎖1目、裏山を拾って細編みを1段
立ち上がり鎖を1目編みます。

鎖編みの裏山を拾って、細編みを1段編みます。
裏山とは鎖編みを裏返したときに見える、ポコポコした部分です。
ここを拾うことで、あとで端をとじたとき、きれいな仕上がりになります。
③ 立ち上がり鎖1目、奥半目を拾って引き抜き編み
立ち上がり鎖を1目編みます。
前段の奥の半目だけを拾って、引き抜き編みをします。

奥半目とは編み目の奥側にある、1本だけ見える糸のことです。
ここを拾うことで、畝編みになります。
位置を確認しながら進めてください。
④ 引き抜き編みの畝編みを46段編む
③の編み方をくり返し、46段編みます。

引き抜き編みは高さが出ないため、段数が多く感じますが問題ありません。
途中で手に当てて、長さや幅を確認すると安心です。
⑤ 端を細編みで編んで筒にする
編み地を半分に折り、端同士を合わせます。

端の目の中心同士を拾って、細編みでとじていきます。
この拾い方をすると、編み地に立体感が出ます。
上から8目分をとじます。
次に、下から15目分をとじます。
間の7段分は、とじずに残してください。

ここが親指を入れる部分になります。
⑥ 親指部分を細編みで補強する
とじずに残した7段分を、1周ぐるっと細編みします。

こうすることで、使っているうちに伸びすぎるのを防げます。
⑦ 同じものをもう1つ編む
同じ手順でもう1つ編みます。
左右は同じ形で問題ありません。

装着してみました!
これで完成です。

⑧ 手の入れ口にステッチを入れる
少し物足りなく感じたため、余り糸でステッチを入れました。

手の入れ口をぐるっと1周するだけで、ぐっと雰囲気が変わります。
色を変えるだけでも、オリジナル感が出ます。
アレンジが自由にできるのはハンドメイドならではの魅力ですね!
きれいに仕上げるための注意点
引き抜き編みは、きつくしすぎない
引き抜き編みは、無意識に糸を引きがちです。
きつく編むと、次の段で針が入らなくなります。
「少しゆるいかな」くらいがちょうど良いです。
奥の目を拾うことを忘れない
畝編みは、拾う位置がとても大切です。
分からなくなったら、無理に進めず、分かるところまで戻りましょう。
編み直しは失敗ではありません。
もっと編み目を細かくしたい場合
より手にフィットさせたい場合は、細い毛糸で編むのもおすすめです。
その分、編む目数と段数は増えます。
かぎ針の号数は、毛糸に合わせて変えてください。
ハンドウォーマーは思っている以上に使える!
自分用に何気なく編んだハンドウォーマーでしたが、予想以上に活躍しています。

自転車に乗るとき
車を運転するとき
指が出ているので、ハンドルがとても握りやすいです。
それでいて、手首からの冷気はしっかり防いでくれます。
コートの袖口からちらっと見えるニットも、気分を上げてくれます。
余り毛糸で作ったとは思えない、お気に入りの作品になりました。
まとめ|引き抜き編みのハンドウォーマーで暮らしが少し楽しくなる
引き抜き編みの畝編みは、簡単で実用的な編み方です。
少ない毛糸で、すぐに使えるものが完成します。
「何を編もうか迷っている」
そんなときこそ、ハンドウォーマーはおすすめです。
編み物が、暮らしの中で役立つ。
その楽しさを、ぜひ味わってみてください。








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