沖縄旅行といえば「海」というイメージが強いですよね。
エメラルドグリーンの海や白い砂浜はもちろん魅力的ですが、
小さな子どもを連れていると
「長時間海に入るのは大変」「日差しが心配」
ということもあるはずです。
そんなときにおすすめなのが、海以外の自然を楽しめる観光地 ビオスの丘。
豊かな森と湖に囲まれた自然公園で動植物にふれたり、のんびり遊覧船に乗ったりと子どもから大人まで安心して楽しめるスポットです。
実際に我が家も次男が1歳のときに訪れました。
まだ海に入れない年齢でしたが、芝生で裸足になって歩いたり 沖縄らしい水牛を見たり と十分に「沖縄らしさ」を感じることができました。
◯ ビオスの丘の場所や入園料などの基本情報
◯ 子連れにおすすめの理由と実際に体験してきたレポート
◯ 気をつけたいポイントと持っていくと便利な持ち物
子どもが小さくて沖縄の観光地に迷っている方、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
ビオスの丘 ってどんな場所?

「ビオス」とはギリシャ語で「生命」という意味。
名前の通り、南国ならではの植物や花々が咲き、湖や森を舞台にしたアクティビティが楽しめます。
沖縄の自然を体いっぱいに感じられる場所でありながら、赤ちゃんや小さな子ども連れでも安心して過ごせる工夫があるのが魅力です。
ビオスの丘 基本情報
- 所在地:沖縄県うるま市石川嘉手苅961番地30
→ 那覇空港から車で約1時間半。
高速道路(沖縄自動車道)を利用し、石川インターで降りてアクセスがおすすめ。
本島中部にあり、海中道路や東海岸エリアとあわせて観光しやすいです。 - 営業時間:9時から17時半。
入園最終受付は16時15分。
不定休のため、出かける前に公式サイトの開園カレンダーで確認してください。 - 入園料:大人(中学生以上)2200円、子ども(4歳〜小学生)1100円、3歳以下無料
- 駐車場:あり 130台(無料、大型駐車場完備)
料金や時間は変更になる可能性があります。
行く前に公式サイトで最新情報をチェックしましょう。
ビオスの丘 混雑具合は?滞在時間は?
ビオスの丘の混雑しやすい時間帯は、午前10時頃から午後2時頃までが比較的人が多くなる傾向です。
特に土日祝や夏休みなどのピークシーズンは混雑が激しくなります。
入園の滞在所要時間は、通常の散策や湖水観賞舟を楽しむ場合で約2時間程度が目安です。
じっくり自然体験や体験プログラムに参加する場合は3時間程度見ておくとゆったり楽しめます。
我が家は昼過ぎからのんびり3時間過ごしました。
混雑を避けたい場合は、開園直後の9時台か夕方前の訪問がおすすめです。
実際に行ってきた!子連れで楽しむ ビオスの丘 レポート

実際の体験レポートを紹介します。
長男は保育園児でしたが、次男は1歳。
施設内の移動は歩くのは広すぎるのでマイベビーカーで入園しました。

入園してすぐの印象
入り口には鮮やかな花々と大きなガジュマルの木。
しばらく進むと広大な芝生の広場が広がっています!
次男は芝生に出るとすぐに裸足で歩きたがり、気持ちよさそうに芝の上を進んでいました。

園内は道が広くベビーカーでも問題なく移動でき、木陰や屋根付きの休憩スペースも多くて快適。
風が抜けて気持ちよく、赤ちゃん連れでも過ごしやすい印象でした。
不定期ですが遊べるコーナーが出ていることがあります。

私たちが行ったときは植木鉢釣りがフリー開催されていました。
釣れた植木鉢は2個まで持ち帰ってもよいとのこと。
植物を育てている長男には嬉しいイベントとなりました。
湖水観賞舟(こすいかんしょうぶね)
ビオスの丘の目玉といえば、湖をゆったり進む「湖水観賞舟」。

約25分のクルーズで、船頭さんが植物や動物について解説してくれます。
屋根付きの舟で、雨天でも安心して乗船できます。
舟からは亜熱帯特有の植物やランの花、小動物を間近に観察できガイドさんが沖縄の自然や文化について楽しく解説してくれます。


途中に沖縄の伝統舞踊の見学もできることがあります。
乗船料金は入園料に含まれており、追加料金なしで1回乗船可能です。
特別出航として、小型ペット(10kg未満)と一緒に乗れる便もあります。
運航時間は9:30~16:30の毎時00分・30分発で、乗船場所は園内の綾舟場です。
車椅子でも乗船可能で、バリアフリー対応もされています。
湖水鑑賞舟は自然や文化に触れる癒しの体験として、子供から大人まで幅広く楽しめるおすすめスポットです
小さな子どもは長時間歩くと疲れてしまいますが、舟に乗れば休憩しながら景色を楽しめるので親も助かります。
次男も湖の上の涼しい風にご機嫌。
兄は水辺の鳥や植物に夢中で、家族みんなで沖縄らしい自然を楽しめました。
先頭さんが沖縄ならではのおもちゃ、指ハブを紹介してくれました。
長男がお客さん代表で体験!

指が蛇の口から抜けなくなり目をまんまるにして驚いていました。
先頭さんの優しい口調でパニックにはなりませんでしたが、気に入ったのか帰りのお土産コーナーでお気に入りの色の指ハブを購入しました。
動物とのふれあい
園内では、やぎ・ミニブタ・アヒルなど子どもが喜ぶ動物に出会えます。
えさやり体験ができ、動物園より距離が近いので「自分で触れられた」という達成感が味わえるのも魅力。
沖縄の在来豚アグーへの餌やりもできます。
さらに、沖縄らしい水牛もいて実際に乗る体験(有料大人900円子供600円約25分)が可能です。

我が家は乗らなかったのですが、次男はじっと見つめて興味津々でした。
自然に生息している生き物も沖縄ならでは
小動物・昆虫:沖縄本島で確認されているチョウ57種のうち51種、トンボは47種のうち30種が観察可能。
セスジスズメガなどの昼行性の蛾も見られます。
鳥類:珍しいアカショウビンやヤンバルクイナをはじめ、水面にいるオオバンなどの野鳥がいます。
爬虫類:イシガメ、スッポン、外来種のアカミミガメなども見かけられます。
季節によって観察できる動物の種類は変わるため、訪れる時期で出会える生き物も異なります。
動植物の自然な姿を間近で見られるのが大きな魅力です。
広い園内には池や湖、森のような場所もあります。
自然遊具エリア
ビオスの丘の自然遊具エリアは、亜熱帯の森の自然の地形と木のぬくもりを活かした木製のアスレチックエリアです。
平均台、ネット渡り、ターザンロープなどの遊具があり、バランス感覚や全身の運動能力を使って遊べます。

さらに奥には巨大な木製ブランコもあり、子どもから大人まで楽しめる作りです。

アスレチック遊具のおすすめの対象年齢は、小学生。
ですが未就学児は保護者と一緒に遊ぶことができます。

スタッフの方は巡回見回り程度なので子供から目を離さないようにしましょう。
遊び方は自然の地形や遊具を活かして、登る、渡る、揺れる、バランスをとるなど多彩な動きを楽しむことができます。
難易度は小学生でもチャレンジしやすい設計で、冒険気分で自然を感じながら全身運動ができます。

自然の中で体を動かせる遊具エリアも人気です。
長男は巨大ブランコやアスレチックに夢中。
その間、1歳の次男は芝生でハイハイや裸足歩きに夢中でした。
兄弟で別行動ができるくらい園内は広く、それぞれの年齢に合った楽しみ方ができました。
ビオスの丘 子連れにおすすめの理由

沖縄らしさを楽しめる
海に入れない年齢でも沖縄を感じられる芝生遊びや湖の舟、水牛とのふれあいなど、海以外でも十分に「沖縄らしさ」を味わえます。
赤ちゃん連れでも過ごしやすい
ベビーカーで移動しやすく、授乳室や休憩所も完備。日陰や風通しのよい休憩所が多く、1歳児も快適に過ごせました。
中でゆったり休憩できます
休憩所にはアイスや沖縄そばやタコライスなどの軽食も販売されているのでランチにも良いです。
食事の提供は10時半から15時まで。
17時までお店はやっているのですが食事ができないので注意です。
ちなみにお弁当等の持ち込みもOKで無料の貸し出しのござでピクニックしている人もいました。

年齢が違っても兄弟で楽しめます
体をたくさん動かしたい子どもはブランコやアスレチック、動物とのふれあい、赤ちゃんは芝生で遊ぶ…と、それぞれに合った楽しみ方ができます。
ビオスの丘 注意点とあると便利な持ち物

ビオスの丘に行ってみて感じた注意点と持っていくと便利なものをまとめました。
季節にもよると思いますが風は割と強め。
夏場は日差しが強いです。
気をつけたいポイント
- 夏場はとにかく暑い。熱中症対策は必須
- 雨の後は足元が滑りやすい
- 虫が多い(園内で虫よけスプレーの販売あり)
- 照り返しが強いのでサングラスがあると便利
- 日傘は役立つが、風が強いときは注意
園内は広く、たくさん歩くのでヒールや脱げやすいサンダルはおすすめしません。
日陰やベンチがいたるところにあるので、休憩を多く取りながら過ごすと良いかと思います。
持っていくと便利なもの
- 帽子・日焼け止め
- 虫よけスプレー(園内でも買えるが持参推奨)
- タオル・着替え
- 水筒や飲み物
- ベビーカーまたは抱っこ紐
- 替えの靴またはサンダル
- サングラス(日差しの照り返し対策)
- 日傘(風がある日は使いにくい場合あり)
子連れ沖縄の持ち物を知りたい!そんな時はこちらの記事をどうぞ
まとめ ビオスの丘 は海じゃない沖縄の自然を感じられます♪
ビオスの丘は、海に入るのが難しい赤ちゃん連れや小さな子どもがいても沖縄らしい自然をたっぷり体験できる場所です。
我が家の場合も1歳の次男は芝生遊びや水牛の見学を楽しみ、長男は巨大ブランコに夢中になりました。
兄弟それぞれが別々に楽しめるほど広く、自然豊かな環境で親もリフレッシュできました。
沖縄旅行というと「海」が定番ですが、森や湖で自然を感じられるビオスの丘は、子どもにとっても忘れられない体験になります。次の家族旅行では、ぜひプランに加えてみてください。

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