「子どもに防犯ブザーを持たせたいけれど、どこにつければいいかわからない」
「ランドセル以外の時でもブザーを持ち歩いてほしい」
そんな悩みを持つ保護者の方に向けて、100均アイテムだけで作れる“フィットする子ども用防犯ポーチ”の作り方を、実際に作った体験をもとに紹介します。
〇防犯ポーチって必要?作ろうと思った理由
〇子ども用防犯ポーチをの作り方
〇実際の使用感と子どもと話した防犯について
このポーチの最大のメリットは次の2つです。
- 防犯ブザーを見える位置につけられる(抑止力が上がる)
- 子どもの体にフィットして、公園でも習い事でも邪魔にならない
まずは、なぜ「見える位置」が大切なのかを簡潔に説明します。
防犯ブザーは“見える位置”につけるほど意味がある
学校の防犯教室でも繰り返し言われていますが、防犯ブザーは“持つだけでは不十分”です。
外から見える位置にあることで、犯罪抑止の効果が高まります。
見える位置につけるメリット
- 不審者への抑止力
ブザーが見えているだけで声かけを避けるケースがあると言われています。 - 緊急時にすぐ使える
ポケットやバッグの奥にあると、とっさに引っ張れません。 - 周囲の大人が気づきやすい
視認性が高いほど、見守り効果も上がります。 - 子ども自身も安心感がある
特に暗い道や一人歩きのとき、持っているだけで安心できます。
子ども用防犯ポーチ を作ろうと思った理由
長男の公開授業で警察署の方が行う防犯教室を見学しました。
寸劇でどのようなシチュエーションで犯罪が行われるのかというのを見たのですが、
自分の子どものときとちがいすぎる!!!!!!
一緒にいった母と思わず、顔をあわせる…!
犯罪の手口の巧妙化を感じる一方で、不安になる我が子の能天気さ!
防犯ブザーはランドセルにつけっぱなしなんです。
最近では習い事に一人で行くこともあり、お友だちと外で遊ぶことも増えてきました。
防犯ブザーなんて持って歩いてない!
できれば見守りGPSも一緒に持ち歩いてほしい!
少しでも子どもが持ちやすく、安全に過ごせるようにと防犯ポーチを作りました。
100均グッズで作った“ 子ども用防犯ポーチ ”が便利だった理由
実際に作ったものがこちらです↓

今回わが家が作ったポーチは、次の点にこだわりました。
1.体にフィットして遊びの邪魔にならない
市販のショルダーバッグは、走ったり遊具にのぼったりすると揺れて危険なことがあります。
スマホ用のショルダーストラップもあそびができてしまい、危険かも。
ボディバッグのようにしたいな~
ランニングポーチは子どもには大きすぎて微妙…
そこでセリアのリュックベルトを使ってランニングポーチ風の 体にぴったり沿うタイプ にしました。
これにより、
という実用面でのメリットが大きくなりました。
2.防犯ブザーを“見える状態”で取り付けられる
ポーチの端にカラビナがついているものをセリアで見つけ、防犯ブザーが必ず外に見えるようにしました。
学校の防犯教室でも「見えることで犯罪の抑止になる」と説明されていたため、この仕様は外せませんでした。
3.子どものリクエストで懐中電灯も装備
最近、暗くなるのも早くなりました。
長男の習い事の帰り、暗い道が不安になることがあると言われたので、軽量の小型ライトも同じカラビナに取り付けています。
子ども用防犯ポーチ 材料
材料費:合計220円

- スリムポーチ(100円)
- リュックサックのベルト(100円)
- カラビナ(今回はポーチについていました)
- ミシン or 針と糸を使います。
100均で 子ども用防犯ポーチ の作り方

作業は少しで簡単ですが、できあがったポーチは縫いにくいので落ち着いて進めましょう!
手順① リュックベルトをまっすぐにする
リュックベルトはそのままだと使用できないので一度解体してパーツを組みなおしていきます。
1.ベルトのパーツをすべて外す

2.外したパーツはジョイントさせるパーツの方へ先に通す

3.調整パーツを付け替えたら、ひもの端のパーツにくぐらせる

これで少しではありますがサイズ調整ができるベルトができました。
反対側も同様に組み替えておきます。

ベルトが
・緩すぎると揺れる
・きつすぎると動きづらい
→ 試着しながら最適な長さに調整するのがコツ
ポーチが完成した後に長さ調整しましょう!
手順② スリムポーチの裏側にベルトを縫い付ける
ここからはポーチにベルトを縫い付けていきます。
スリムポーチという名前だけあって縫い口も狭く、作業はしづらいです。
ゆっくり焦らず作業するのがポイント
1.ポーチの裏面を向け、ベルトをつける位置を確認する

2.ミシンは「ゆっくり」で設定し、ポーチの中からベルト端をポーチに縫い付けていく。

四角+斜めに縫って補強しました。

・ポーチは厚みがあるため、針が折れやすいのでゆっくり縫う。
・クリップなどでしっかり広げて固定してから縫うとズレにくい
手順③ カラビナに防犯ブザーなどつけて完成
肩にあたる位置のベルトにカラビナを通し、防犯ブザーと小型ライトをつける。

子ども用防犯ポーチ 実際に使ってみて
作ってから実際に身に着けています。
やはり、はじめのうちは忘れていきました…。
防犯ブザーと見守りGPSの入れ替えが慣れるまでは面倒のようです。
ポーチの中
- 見守りGPS
- リップクリーム
冬になると乾燥して唇が荒れるのでリップクリームを入れています。
容量的にこれ以上何かを入れるのは難しそう…
カラビナにつけているもの
- 防犯ブザー
- 小型懐中電灯
軽量なので、低学年でも負担なく持ち歩けます。
子どもに教えておきたい防犯の基本「いかのおすし」
防犯ポーチを持たせるだけでは完璧ではありません。
子ども自身が危険を避ける力を身につけることも大切です。
子どもの防犯教室でも言われていた防犯の基本についてまとめました。
合言葉は「いかのおすし」
- いかない:知らない人について行かない
- のらない:知らない車に乗らない
- おおごえ:危険を感じたら大声を出す
- すぐにげる:その場からすぐ離れる
- しらせる:必ず大人に伝える
親ができる安全サポート
- 外出前に「ブザーある?」の一言確認
- 怖いと感じた場所を親子で共有
- 夕方の外出が多い日や定期的なGPSの充電チェック
- 習い事の送迎など、できる範囲で見守る
- 「何かあったらすぐ話してね」と言いやすい空気を作る
実際に使って感じたこと
わが家で1か月使った結果、
- 子ども自身が暗い道でも安心できるようになった
- 防犯ブザーが常に見える場所にあるため、親の安心感もアップ
- 走っても揺れないので公園遊びのストレスがゼロ
- 荷物が少ないので子どもが嫌がらない
という良い変化がありました。
まとめ| 子ども用防犯ポーチ は親子の安心をぐっと高める
この記事で紹介した「100均で作る子ども用防犯ポーチ」は、
- 子どもの体にフィットする
- 防犯ブザーを“見える位置”に固定できる
- 必要な持ち物もまとめて入れられる
という3つのポイントを簡単に実現できます。
材料は220円、作業時間は30分ほど。
手作りが初めての方でも作れるので、ぜひ試してみてください。


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